前回は、

おいしさのデザインは、

自分視点と大衆視点、両面から攻める
主観的な評価と技術を結びつける

というお話でした。

 

私は料理の専門家でもなんでもありませんが、
デザインの専門家です。

特に音の専門家として大学院を出て、
ソニーで音のデザインの仕事をしていました。

感性に関わるデザインのアプローチは、
共通なのです。

音符

そしてさらに領域を拡大すると、

モノのデザイン

も結局は、感性に関わるデザインなのです。

おいしいモノや、いい音

が、人それぞれ千差万別なように

いいモノ

も、人によって捉え方が異なります。

結局、誰にとって「いい」のか?
なにがその人にとって「いい」のか?
どう「いい」のか?

これなしには、
モノのデザイン
は成り立ちません。

ただ、部品や技術を組み合わせただけでは、
いいモノはできません。

 

デザイン=設計

という作業は、実に様々な要素を含んでいます。

そして、

どうやってモノを開発するか
どうやってモノを販売するか

まで踏み込まないと、

モノのデザイン

は完結しないのです。

さらに、
どうやって?
を追求すると、

ヒト、モノ、カネ、技術、情報のマネジメント=経営

を避けては通れません。

直販

には、その要素がすべて含まれています。