いまだ現役の作曲家、シンセサイザー奏者の冨田勲。
彼が「あの音に匹敵する音をシンセサイザーで作りたい」と目標にしているのが、明珍火箸の音。

この音に惚れ込み、「源氏物語幻想交響絵巻」のCDに採用しました。火箸の産地での録音にこだわり、現地で姫路高校の放送部員に演奏を託しました。



スティービー・ワンダーが明珍火箸の音を耳元で聞いた時、こんな表現をしました。

「耳のすぐ近くから聞こえるかと思えば、はるか何万光年先から聞こえてくるかのような不思議な音」

スティービー・ワンダーの感性は、明珍本舗の870年の歴史を一瞬にして悟り、ヒトと鉄との4000年の関係を思い巡らし、さらには地球に鉄が生まれたころまで感じ取ることができるのでしょう。

私はホルストの惑星を、冨田勲バージョンから聴いてしまったので、シンセサイザーのイメージのほうが強いです。

本日(2015年7月15日)、NASAのニューホライズンズが冥王星に最接近しました。昨日の冥王星の画像に興奮しましたが、明日にはさらに詳細な画像が公開されるでしょう。

明珍火箸の音を生で聴いて、宇宙を感じてみたい。そんな気持ちになりました。

冥王星ハート