サイゼリヤというと、
ミラノ風ドリア299円
ペペロンチーノ299円
とか、
グラスワイン100円
などが、お得感満載ですが、
セットドリンクバー180円で飲める
コーヒーが、なかなかうまいって、
ご存知でした?
サイゼリヤのコンセプトは
イタリア
なので、
ドリンクバーのコーヒーは、
エスプレッソマシン。
スターバックスに専門のバリスタが
いるように、
エスプレッソマシンでおいしい
コーヒーを淹れるのは、
技術と経験が必要です。
サイゼリヤに置いてあるのは、
イタリアの老舗エスプレッソマシンメーカーの、
SIMONELLI社のもの。
いかにもイタリアンエスプレッソマシン、
という風格があります。
豆を挽くところから、完全自動化されていて、
一杯一杯自分でボタンを押して、
淹れます。
ところが、サイゼリヤのコーヒーは、
評判が賛否両論なのです。
エスプレッソベースのコーヒーが、
好みが分かれる。ということも
ありますが、もっと大きな原因が
あります。
それは店によって、おいしさが異なる。
ということです。
私の知っている5つの店舗は、
同じマシンですが、すべて味が違います。
一番おいしい店と、最悪の店の味の違いは、
スタバとマックの差を、
はるかに超える違いがあります。
これは「人」の問題、プラス「マシン」の問題、
2つありますが、
私は「人」の問題が大きいと
考えています。
あるマックの店長から聞いた話ですが、
コーヒーメーカーは、
手入れ次第で味が変わります。
コーヒーに特にうるさい彼は、
コーヒーメーカーの管理を徹底。
毎朝コーヒーの味をチェックして、
少しでも味が落ちると、
あらゆる工程を再点検して、
部下を厳しく指導していたそうです。
彼のような店長がいるサイゼリヤと、
そうでないサイゼリヤのコーヒーに、
味の差ができるのは当然ですね。
コーヒーに味の差が生れるということは、
確実にその店の料理も同様な傾向に
なります。
「マシン」の問題というのは、
イタリアのSIMONELLI社のマシンの、
設計思想が関わってきます。
やるべきことをきっちりやれば、
全自動で最高のエスプレッソが、
飲める素晴らしいマシン。
であって、
どんなずさんなメンテナンスでも、
ある程度のおいしく淹れられるマシン。
ではないからでしょう。
SIMONELLI社のマシンを使う限り、
そのパフォーマンスを最大にするんは、
日々、アウトプットを管理して、
やるべきメンテナンスをきっちりやる。
これは管理手法ではなく、
その根底に、
こだわり
が必要なのです。
外食のサイゼリヤは、
こだわりを追求するために、
製造直販業を目指しています。
その話はまた別稿で。