キャズムはイノベーター理論と一体です。
私はキャズムを、マラソンの第1集団と第2集団の間の溝。と説明しています。
マラソンで第1集団と第2集団の間には、いつも大きな隔たりがあります。この隔たりがキャズムのイメージです。
第2集団はテレビ中継されることもありません。テレビだけ見ているとまるで存在しないかのようです。つまり第1集団と第2集団は、まった…
マラソン大会では、第1集団と第2集団以降に必ず分かれます。
第1集団と第2集団以降は、まったく違う集団です。
第1集団は金メダルを狙う集団です。テレビに映ります。名前も出ます。
第2集団以降は、大会の参加者です。その他大勢です。
第1集団はイノベーター理論でいうアーリーアダプター。
第2集団はアーリーマジョリティ。
この二つの集団は、連続的に重なることはなく、まったく別の性格の集団であるということに気づいたのが、キャズムを提唱したジェフリー・ムーアの素晴らしいところです。
2.5%のイノベーターは、革新的なものを人より早く手に入れる。というメンタルベネフィットに突き動かされている人。
13.5%のアーリーアダプターはそれ以外のベネフィットを見極める人。
少し、彼らのSNSの使い方を覗いてみましょう。
…
よくあるプロモーションの勘違いは、
1.後追い商品なのに、アーリーアダプター向けのメッセージを発信
2.いままでにない商品なのに、アーリーマジョリティーに発信
こちら↓で詳しく解説しています。
イノベーター理論では、新商品の購入態度によって消費者を5つに分類しています。
イノベーター
アーリーアダプター
アーリーマジョリティー
レイトマジョリティー
ラガード
これはセグメンテーションの一種と考えることもできます…
意図せずキャズムを超えた最近の実例はこちら↓
発売日の行列を当初5000人程度と考えていた、JR東日本の東京駅開業100周年記念Suica販売。15000枚限定。
出典:JR東日本
フタをあけてみれば、禁止されていた徹夜組を含め9000人が発売時刻の1時間前には殺到し大…