陸上十種競技元日本チャンピオンの
「百獣の王」武井壮。
スポーツ上達のコツについて、
次のように語っています。

すべてのスポーツでたくさん練習する前に
やっておくべきことがある。

自分の身体を思ったとおりに動かす訓練

頭で思っていることと、実際やっていることが
ずれていると、いくら技術練習を重ねても、
なかなか上達しない。
ずれたまま結果がよくなることもあるが、
それでは他の動作が上達しない。

ずれがない基準を起点に考えてスポーツをすると、
伸びるスピードが断然速い。

トラック競技

これはスポーツだけに限らない名言ですね。

たとえば、小学校で算数を習いますが、
これなんかまさに、頭で考えたことを、
正確に結果として導き出す基礎訓練ですね。
これが速く正確にできるほど、
その後の伸びが速い。

マーケティングでいえば、
ターゲティングや4Pなんていうのは、
基礎のフレームワークで、
頭で考えたことをアクションに結びつける
ためのツールなんですね。

 

よくこんなことを言う人がいます。

「机上で理屈ばっかりこねてても
一銭にもならんよ」

これは正しい。
確かにそうですね。
しかしこれを拡大解釈して、
「ターゲットとか4Pとかどうでもいい。
それより外に出て一個でも売ってこい!」
みたいな言い方をしてしまう場合があります。

それで確かに1個売れたりするんですね。
そうすると、「それ、みたことか!」と。

でもこのやり方は伸びが少ない。
継続的な成長がなく、売上が伸びていかない。
それで「もっと外を回れ」になって、
どんどん疲弊していきます。

 

商品を販売するにせよ、企画開発するにせよ、
基礎をしっかり身につけておくと、
伸びるスピードが速く、応用も効きます。
外回りはそれからガンガン行けばよいのです。
それが売上アップに直結する近道です。