戦略とは、変革の筋書きですから、戦略思考はなにかを変えて新しくして、なりたい姿を目指す道のりを考えます。

誰でも変化を嫌い、現状維持を好む傾向があります。集団や個人としてそれを打破するには、ビジョンを示すだけではダメで、その道筋をざっくりと示す必要があります。戦略思考が不可欠なのです。

なりたい姿は今の姿とは違うわけですから、どこをどう変えるかをまず模索する必要があります。そのときに、いつもひっかかるのが、どこまで変わってしまっていいのか?ということです。



では、それを、

変えるべきもの ⇒ 見えるものの中にある
変えてはいけないもの ⇒ 見えないものの中にある

と書きました。
私のひとつの捉え方です。

「見えるもの」は目に見えるだけに変えるのは抵抗感があります。でもそれこそ変えるべきもの、変えていいものです。見えるものすべてを変える必要はありませんが、見えるものの中に変革のヒントがあります。

「明日からがんばろう!」
は、目に見えないので変わりようがありません。

「明日は朝5時に起きて、一日の計画を立てよう!」
これなら目に見えますので、変われます。

がんばろう

目に見える商品やサービスを変えることができずにしがみつき、衰退していく例は枚挙に暇がありません。

そんなとき、何を変えて、何を変えてはいけないのか。

その思考方法を次回以降、紐解いていきます。