JTBが社員に公明党の選挙協力メールを送信 創価学会からの要請

この記事を読んで、
政党政治について改めて考えてみました。

 

特定の団体が、利害関係のある特定の政党を
支援することが問題なのかどうか?

私が会社の経営者の立場であれば、
支援するのはごく自然な発想だと思います。
お得意様の利益が、自分の会社の利益に
つながり、社員の給料も上がる。
社員みんなで応援しよう!

民主主義、資本主義とは、
利害関係で成り立っている仕組みなのでは。

社員の立場であれば、
会社が支援者名簿を提出して、
お得意様に喜んでいただけるのであれば、
喜んで署名します。
ただし、「本当に」その政党に投票するか
どうかは、私の自由です。

民主主義というものは、
選挙で誰に投票したかどうかが、
誰にもわからない。ということが、
担保されていれば、成立すると思います。

○○党を支援します。
という紙に署名しておいて、
投票所では、ペロっと舌を出して、
別の候補者に投票すればよいのです。
不謹慎でしょうか。

 

一方、国会の場はどうでしょうか?
国会の多数決では、
党のだれそれがどちらに投票したかはバレバレで、
違反すると党から罰せられるようです。

ここに政党政治の限界があるように
思います。小選挙区では、特定の個人に
投票したつもりなのに、
その政治家は党の意見に一本化されてしまう。

会社経営において、
もしも派閥みたいなものが
意思決定に関与すると考えると、
ゾッとします。
会社の仕組みは、
トップが最終意思決定の責任を負い、
意思決定の権限移譲がピラミッド構造化
されています。

そこに派閥的要素を持ち込むと、
意思決定のための議論よりも、
派閥力学の調整に重点を置かざるをえません。

 

現在の国会は、政党力学や派閥力学に
極端に重心を置いてしまった姿のように
思います。

かといって、政党政治にかわる
なにかよいアイデアがあるかといえば、
私にはなにもないのですが、、、

国会の多数決の場においても、
誰がどの意見に投票したかが
わからないような仕組みにすると、
いったいどんなことが起こるのだろう?
と夢想するばかりです。

投票日まであと6日

東京都第2区の候補者は5人、
自民党 現職 前回トップ
共和党 選挙公報の名前が手書き
共産党
維新の党 現職 前回みんなの党で比例繰り上げ当選
民主党

このような顔ぶれです。
どのような基準で誰に投票すればよいのやら、、、

今回の選挙、前回に比べて関心が大幅に
低下しているようですが、
要は誰に投票すればよいのか、
よくわからない。ということなのでは。
安倍さんはそこまで読み切っての、
選挙の決断。
政党力学重視の極み。