ドーナツで一番うまいのは、クリスピー・クリームドーナツで並んでいるときに、無料でもらえる出来たてオリジナルグレーズド、だと思っています。
出典:クリスピー・クリームドーナツ
今はもう食べられません。
クリスピー・クリームドーナツは、2010年に無料配布をやめました。
そしてもう並んで買うドーナツではなくなりました。
私がはじめてクリスピー・クリームドーナツを食べたのは、2005年サンノゼの郊外店舗でした。全自動化されたミニ工場に併設されたキレイな店内で、次々と出来上がるホカホカドーナツ。その新しい食感はミスドに慣れた私には衝撃的でした。工場との一体化と可視化。コレが決め手だと思いました。ただそのときアメリカでは、クリスピー・クリーム・ドーナツは売上が落ち込み経営破綻する直前だったのでした。
翌年2006年クリスピー・クリームドーナツは華々しく日本に上陸し、新宿サザンテラスのお店に何度も並んでお土産を買って帰ったのを覚えています。並んでいるあいだ、ドーナツが出来上がる過程を眺めながら、無料で配られるオリジナルグレーズドを頬張るのは、楽しいひとときでした。
オリジナルグレーズドは、なんといっても出来たてが最高です。
オーストラリアではセブン-イレブンにクリスピー・クリームドーナツが並んでいて、気軽に買えてびっくりしました。オーストラリアでも一時期ブームになりましたが、現在では全店舗閉鎖され、販売はコンビニだけになったようです。そうなると、クリスピー・クリームドーナツがもっていた特別感がなくなり、味も普通のドーナツのように感じられたものです。
日本では今年、コンビニレジ横ドーナツ元年です。
セブン-イレブンもローソンも、ミスドに挑戦状をたたきつけました。セブン-イレブンはミスドを意識していないそうですが。笑
クリスピー・クリームドーナツは、この戦争に完全に蚊帳の外。ミニストップあたりが、レジ横にクリスピー・クリームドーナツ置かないかな?と期待しています。そのときの決め手は、「出来たて感」。レジ横でホカホカのオリジナル・グレーズドが食べられるのなら、このドーナツ戦争の一角を占めることになると思います。そのような技術開発が今後のクリスピー・クリームドーナツの行く末を決めることになるでしょう。
レジ横にドーナツのデスクトップ工場みたいなガラスケースがあるのが最高ですね。
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