歌のうまい人は耳がいい。

でも、どんなに耳が良くても、
自分の声が自分の耳に届かないと、
うまく歌えません。

ステージの上ではそんなことが起こります。

ライブボーカル

マイクを通した自分の声は、観客に向けた
スピーカーから出力されます。
そのスピーカーよりも、ステージ側にいる
演奏者には、その音がほとんど届きません。

そのためステージ上には、
演奏者のためのモニタースピーカーが
設置されています。
モニタースピーカーから自分の声や、
他の演奏者の音を聞くことができます。

これがフィードバックです。
演奏者はこのフィードバックを頼りに、
演奏します。

 

よくプロなのに、とんでもなく音を外している
ミュージシャンを見かけませんか?
これはステージモニターからの音の返しに
なんらかのトラブルがある場合に
起こります。

私も経験がありますが、
自分の声が聞こえないと、
思うように音程が取れません。

 

音楽の演奏は、
フィードバック抜きには
考えられないものなのです。