みんなが買うものが欲しい!

誰もが購入を判断するときに、安心感を拠り所にしたくなります。みんなが買っているから失敗はないだろう。と。これをバンドワゴン効果と呼びます。

一方で、

みんなが買うものは欲しくない!

とも思います。これはスノッブ効果です。ユニクロのフリースが爆発的に売れた翌年、パッタリと売れなくなったのは、スノッブ効果で説明できます。あまりにも普及すると、みんなと同じ服を着たくなくなったのです。

同じアパレルのSPA(製造小売)でも、ZARAは多品種少量の企画生産システムを完成させ、スノッブ効果を有効活用しました。

ファッション

バンドワゴン効果とスノッブ効果

一見矛盾したこの2つの心理は、実は同一人物に同時に同居しています。
ZARAの多品種少量が成功したのは、

ZARAでみんなが買っている=バンドワゴン効果
ZARAの服は他人と被らない=スノッブ効果

バンドワゴン効果とスノッブ効果、両方を満たしているからです。