昨日(12月7日)の日経新聞、私の履歴書で、
コトラーは、マーケティングについてこのように
書いています。

マーケティングは生産者から卸売会社を経て小売業に
至るまでに価格が実際にどのように決定され、
企業の広告や販売促進などで需要曲線が
どのようにシフトするか分析する応用経済学の
一つなのだ。

なるほど!
マーケティングは、
そういう見方もあるのですね。

神楽坂

直販で、大事なことは

価格を決めること

よりも、

価値を理解してもらうこと

です。

 

価値が理解できないものに対して、
需要は生まれません。
つまり買いたいとは思わない。

その状態で、需要と供給の曲線から、
価格を決めても、安売りするしかないのです。

 

価値を理解してもらえれば、

横軸:数量
縦軸:価格

の需要曲線は、右上にシフトします。

つまり高くても買ってくれる人が増えるわけです。

 

次に大事なことは、

価値を理解してもらえる人を探すこと

です。

まわりにいる人に、無理やり価値を
わかってもらおうとしてはいけません。

それは需要曲線を左下にシフトさせ、
価格の下落を招きます。

 

コトラーのいう、

生産者、卸売会社、小売業

が、直販では、一人三役なのですから、
需要供給曲線のコントロールが、
即、業績に直結します。

そこが直販の醍醐味でもあり、
偏った考え方をすると危ないところでも
あります。