中学で、

公民

の授業があったのを覚えていますか?

どんなこと習ったか、記憶にありますか?

 

私は残念ながら、まったくないんです。
中学で公民の授業を受けている光景を、
どうしても思い出せないんです。

あのころ、中学の社会の先生って、
やたらと授業の進みが遅かったので、
多分最後の2か月くらいで、
超特急で流しちゃったんでしょうか?

校舎

 

娘が中学3年で、ちょうど今、
公民を習っています。

それでちょこちょこ質問してくるんです。

 

「パパ、公企業はどうして利潤を目的と
しなくて、やっていけるの」

「り、り、りじゅん?!」

「たとえば、NHKなんか、どうなの?」

「そ、そ、そうかあ、NHKはこ、こ、こうきぎょうかあ」
「NHKも利益は欲しいと思うけどなあ」
「利潤を目的としない、なんてどこに書いてあるんだ?」

とか言って、娘に公民の教科書を持ってこさせて、
さりげなくすばやくカンニング。

 

しかし、いまいち教科書に書いてあることが理解できない。
利益のことはよく知っているつもりですが、
利潤を教科書でどういう定義で使っているかが、
よくわからない。

「利潤と利益の違い、調べてみるから、
ちょっと待って!」

てな感じで、
即答できることは少ないのです。

 

利潤は「利益」や「もうけ」のことなんですが、
利潤と利益は使い方が微妙に違うようです。
でも中学生にとって、そんな些細な定義の違いは
どうでもいいこと。

 

教科書には、

「利潤を目的とするのは民間企業」
「利潤を目的としないのは公企業」

公企業には、水道、ガスなどの地方公営企業、
NHKなどの特殊法人、ほかに国営企業や独立行政法人
がある。

と書いてあります。
公企業は、「主な」目的が、
公共福祉であって、私企業のように
「最大利潤」を追求しない。
収入と経費をとんとんにする。

というのが、私の出した答えです。

これも正確かどうかはあやしいものですが、
いろいろ調べてみると、新たな発見、理解が
あります。

 

たとえば、
公企業の目的を考えると、

私企業東京電力株式会社の矛盾

が、はっきりとしてきます。

 

公民の教科書には、

消費生活を支える流通

の項目もあり、
これなどは、まさに、

直販

に関わるトピックスです。

日頃、なんとなく理解しているつもりの
ことも、
基本に立ち返ることで、
見えてくる新たな発見があります。

 

そんなわけで、
娘の受験勉強の手伝いも兼ねて、

中学の公民の教科書

を改めてひも解いて、

直販

に役立つ新たな発見について、
何回かに分けて、
書いていこうと思います。