ヨドバシカメラが1985年にはじめた家電量販店のポイントカード。10%のポイントがつくなら、そのポイント分安く買えている。と勘違いしていませんか?

ヨドバシポイントカードs

 

たとえば、ある店ではつねに50%のポイントがつくとします。

10,000円のモノを買うと、

支払い10,000円
ポイント5000プラス

次にポイントで5,000円のモノを買う

支払い0円
ポイント5000マイナス。

結局15,000円分の買い物に10,000万円支払ったのですから、割引率は33%。50%ではありません。

 

ポイント10%なら、

10/(100+10)x100=9.09%

9.09%割引に相当します。

 

ヨドバシカメラの店頭価格3,370円のタニタ体組成計BC-705Nは、アマゾンで3,063円(通常配送無料)で売っています。

3,370円x0.9=3,033円

とあわてて計算してヨドバシのほうがお得。
と早とちりしてはいけません。

3,370円x0.909=3,063円

アマゾンは10%ポイント還元の割引率にピッタリあわせて価格設定していることがわかります。このウラにはBC-705Nという機種が、家電量販店向けに企画された商品で、家電量販店にしか置いていない、というカラクリがあります。

参考:タニタの体重計はどこで買うのがお得?メーカーの流通戦略の秘密(1)

 

そもそもポイント制度は典型的な囲い込み作戦。
ヨドバシカメラでもらった5000ポイントは、ヨドバシカメラでしか使えないので、現金5000円の価値と同等とはいえません。