傘ぽんの流通経路
に出てきた傘ぽんを販売している
ネットショップ
有限会社WEBツーハン
サイトを覗くと、
傘ぽんKP-99KK
定価:165,900円
当店価格:132,720円
値引き販売ですね。
2割引きです。
たとえば仕入れが定価の7割だとしても、
2割引きで販売すれば、マージンは定価の1割
ということになります。
ネットショップはあまり大きな倉庫を持ちません。
在庫リスクを軽くするかわりに、
マージンを小さくとって安売りし、回転率を
あげることで利益を稼ぎます。
メーカー
↓
販売代理店
↓
顧客
というシンプルな構造であれば、
値下げ販売されたくなければ、
安売りするネットショップと付き合わなければ
よいのですが、
流通ルートに卸を挟むと、
末端価格のコントロールは事実上困難です。
メーカー
↓
卸
↓
店舗
↓
顧客
しかし、メーカーが全国の販売代理店を
自ら開拓するのは、とても手間がかかります。
その重い経費を考えれば、卸に営業開拓を任せるのは、
非常に効率的です。
ただし、末端価格はあっというまに限界まで
下がります。
なぜなら卸は複数のネットショップに、
商品を卸しており、
ネットショップは、お互いに激しい競争を
日々行っているからです。
ネットのない時代であれば、エリアで住み分けが
できていましたが、ネットにその垣根はありません。
集客力の高いショップは強気の価格を出しますが、
集客力の低いショップは、どうしても
価格勝負に持ち込むことになります。
検索能力の高い人は、少しでも安いショップで
買うことになります。
その価格を見て、他のショップがさらに
値下げを行うことになります。
こうやって新製品もすぐに値崩れを起こし
やすいのが卸経由でのネット販売の特徴です。