だいの炭酸水好き。
ローソンストア100でこんなものを見つけて買ってきました。
ローソンVL(バリューライン)
泡が細かい炭酸水 1000ml:108円
わざわざ「泡が細かい」
というキャッチをつけているところが気に入りました。
100%オレンジジュースに割って飲むとなかなかイケました。
確かに泡が細かく、口当たりがやわらかい。
コストパフォーマンスに優れたサンペレグリノをこよなく愛する私は、コンビニに売っている炭酸水には以前から失望していました。いかにも「水に炭酸を無理やり溶けこませてやったぜ感」が強いのです。舌がピリピリして、喉越しが荒く、ゴクゴク飲むとゲップが出ます(失礼!)。
この「泡が細かい」というキャッチを見た瞬間、
「ああ、私が不満だったのは、泡が粗いからだったんだ!」
と思ったのです。
泡が粗い、という表現はあまり使いませんが、
泡が細かくない感じは実感としてもっていました。
でも泡が細かくない!という不満を持っていたわけではありません。
顧客の不満を解消するようなモノやサービスを考えれば売れる。
なんて簡単に言いますが、顧客はそもそもなにが不満なのかよくわからないし、それを言葉に表すことができません。ですから、仮にコンビニの炭酸水に不満を持っている私にメーカーがインタビューしても、「泡が粗いから」という答えは返ってきません。
メーカーが、
「舌がピリピリしない炭酸水」でもなく、
「喉越しがやわらかい炭酸水」でもなく、
「ゲップがでない炭酸水」でもなく、
「炭酸を無理やり溶けこませてやったぜ感のない炭酸水」でもなく、
「泡が細かい炭酸水」という商品コンセプトにたどり着いたのは、
「顧客の不満」を「技術」に翻訳できたから。
さらに「技術」を「顧客の感性」に翻訳できたから。
感性と技術を相互翻訳できるシステムと人材が、ローソンストア100にあったからです。
次回、もう少し詳しく分析してみましょう。