機内食の飲み物サービス、
ビールだ、ワインだ、シャンパンだ、
と頼んでいたころもありましたが、
最近はごく普通にオレンジジュース。
これが一番はずれなし。
なんとも消極的になってしまったものです。
一番アグレッシブだったころは、
「トメイトウジュース」
なーんて、ワゴンの奥の方にありそうな
やつをわざと頼んだりしていました。
調子に乗って、「ウィズレモンスライス」
とか、どこかで誰かがやっていたのを見て、
真似したり。
photo by Claus Ableiter
トメイトウジュース、
いやトマトジュースほど、
当たり外れが大きいものはありませんでした。
エアラインのお国柄によって、
ひどく塩辛かったり、
焦げくさかったり。
カゴメのトマトジュースに慣れた舌には、
「思てたのとちゃう」
ということが多かったように思います。
そんなトマトジュース、
なんと「機内で飲むとおいしくなる」
という研究結果が出ました。
機内の気圧と湿度の低下によって、
ヒトの嗅覚と味覚が変化。
トマトジュースの味が甘く柔らかく、
フルーティで爽やかな味わいになる
出典:Pourquoi le jus de tomate est la boisson préférée en avion ?
とのこと。
なんでもルフトハンザ航空の搭乗客が
2010年に最も消費したドリンクは、
ビールではなく、トマトジュースなんだそうです。
これはカゴメに大チャンスですね。
2014年4~6月期の連結決算で、
減収減益となったカゴメ。
海外事業は好調です。
機内で最高の味を提供できる、
機内専用トマトジュースを開発したら、
世界へ飛翔できるかもしれません。
ちなみに、トマトをトメイトウ(タメイロゥ)
と発音するのはアメリカで、
イギリスではトマトはトマト(トマァトゥ)
だそうですよ。