具志堅用高といえば、ちょっと間が抜けた
おちゃらけたイメージですが、
かつてはボクシングの世界チャンピオン。

その具志堅用高が、たまたま出先で見た
テレビ(NHK)でいいことを言ってました。

 

横須賀、追浜の山の上にあるこだわりコーヒーの店、
「カフェ ツキコヤ」。
その取材に訪れた具志堅用高は、
VTRにないところで、
店主からの相談を受けたそうです。

店主は、10秒単位でコーヒー豆の
焙煎の温度を測るほどの研究肌。
今年、焙煎の全国大会団体戦で
優勝した腕前です。

その店主から、世界大会での気持ちの
持っていき方を相談された具志堅用高は、
このように答えたそうです。

「練習で身体に叩き込んだことがすべて」

 

世界チャンピオンにまでなった人の、
この言葉は重いと思いました。

ボクシングは、
試合における一瞬の判断力と瞬発力という
天才的な動物勘のようなものが、
勝敗を分けます。

ボクシング

 

あのパンチの打ち合いの中で、
相手のパンチをかわして、
一瞬の隙をついて、鋭い一撃を入れるには、
結局は練習があってのこと。
その場の精神力とか集中力とか、
それは小手先。
それがすべてにおける基本なのですね。

 

昨日、高校の親友が初マラソンを完走しました。
その完走には、きっと誰にも見えない
努力があったでしょう。
そして、応援する彼の友人たちは、
結果ではなく、その見えない努力に対して、
健闘を讃えていたんだろうな、
とそう思います。

河野くん、完走おめでとう!