昨日8月21日にニューアルバム

「JAPONISM」をリリースした、
バイオリニストの葉加瀬太郎。

JAPONISM JAPONISM

 

同日、プロのバイオリニスト初の
「富士山頂での生演奏」を行いました。

 

奇跡的に風が弱まった瞬間を逃さず、
たくさんの登山者から喝采を浴びました。

元音響エンジニアの私としては、
まったく響きのない大空間で、
葉加瀬太郎がどうやって、
聴衆に音色を届けたのか、
興味が尽きません。

 
登山をする葉加瀬太郎の写真を見る限り、
ベルトにだらしなくかぶさったお腹の肉。
灰色のアンダーシャツに目立つ2つの胸ポチ。

まったくさえません。

 

そもそもクライズラー&カンパニー時代から、
ほぼかわらないあのへんな髪型。

「とにかく目立てば、次の仕事につながる」

というのが、学生時代の信条でしたので、
その目立ち方は、人の一歩先をいっていました。

 

芸大時代、劇団四季のウエストサイドストーリーの
オーケストラピットのバイトをしていました。
なんとか目立ちたい。と、
本番中、バイオリンのフレーズがきたら
椅子の上に立つ。
ということを勝手にやっていました。
そうすると、観客から葉加瀬太郎の頭
がひょこっと見えるのです。

オケの先輩や役者たちも、
変なバイオリニストがいる。
と気になって、声をかける。
そうやってどんどん仲良くなって、
人脈を広げていきました。

 

あるとき、総監督の浅利 慶太が、
抜き打ちで本番を見にきて、
それが見つかって、大目玉をくらい、
始末書を書かされたとか。

しかしまったくめげずに、
ますます目立つことで、仕事を
どんどんとっていきました。

 

葉加瀬太郎の行いも、髪型も、
真似したいとは思いませんが、
その目立とう精神は、
直販ビジネスでは見習うべきです。

 

目立たなければ、いないと同じ。

 

なのが、直販ビジネスの世界なのです。