国内電動アシスト自転車シェアは、
1位 パナソニック(ビビ)
2位 ヤマハ(パス)
3位 ブリジストン
この3社でシェア90%以上。
ヤマハはブリジストンにドライブユニットを
供給しているので、
ドライブユニットのシェアは50%以上で1位です。
この二つのサイトを見比べると、
パナソニックは、ラインナップ重視、
ヤマハはスペック重視です。
電動アシスト自転車を世界で初めて販売
したのはヤマハ(1993年)。
法規制などを切り開いたのもヤマハです。
出典:ヤマハ パス
技術力はどちらも強力ですが、
国内1位のパナソニックのサイトを見る限り、
電動アシスト自転車はすでにスペック競争
を脱し、バリエーション勝負になっている
模様です。
昨年購入する前に、2社の自転車を
何度も乗り比べてみました。
スペック的には、
自転車としての作りが同等、
重量も同等、走行距離も同等、
パワーもほぼ同等、価格も同等でした。
となると、あとは乗り味。
これは2社に違いを感じました。
以下は2014年モデルでの比較です。
▼パナソニック
踏み込みのときのパワー感重視。
グイっと一瞬引っ張られる感じ。
▼ヤマハ
踏み込みのときの滑らかさ重視。
つねに違和感なくスムース。
パナソニックもヤマハも、
スピードの監視に加えて、
踏み込みのトルクを監視することで、
強いトルクが必要なときに、
モーターでアシストしています。
自転車をスタートさせようとして、
ペダルを踏み込むと、強いトルクが
かかったあと、ペダルを踏み切って、
一瞬トルクが抜ける瞬間があります。
このため、スタートのときに、
強くアシストした直後、一瞬アシストが緩み、
グイッと一瞬だけ引っ張られたような
乗り味になります。
ヤマハは、これを避けるために、
クランクの回転も監視していて、
スタート時にスムースにアシストの
力がかかるように調整しています。
スピード、トルク、クランク回転の
3つを監視するための、
トリプルセンサーシステムです。
このシステムのおかげで、
どんな状況変化でも
スムースな乗り味です。
結局、私はヤマハを選択しました。
ヤマハがトリプルセンサーシステムを
いち早く採用したのは、
あるきっかけがありました。
それは次回↓
- 投稿タグ
- 技術蓄積