昨年、東京に引っ越してきてから、
すっかり電動アシスト自転車のお世話になっています。

ここ文京区目白台は、名前のとおり
台地にあり、神田川流域の早稲田との間が、
崖のようになっています。
都内でも有数の急坂で有名なエリアです。

たとえばこの坂。

320px-Nozoki-saka1
出典:photo by Yoshibe(ja/Wikipedia)

のぞき坂

自動車通行可能な道路としては都内最急。
坂の上からのぞくと、上級者向けのスキーコースのよう。

しかし、我が愛車ヤマハのパスくんは、
こんな坂も口笛を吹きながら登れます。

 

長距離でもまったく疲れない、
実に乗り心地の良いヤマハのパスくんですが、
意外な盲点もあります。

 

日本の法規制では、24km/h以上の速度では、
アシストしてくれないことになっています。
それは許せるのですが、盲点は、
ペダルを踏み込めが踏み込むほど、
アシスト力が下がることです。

やる気を出せば出すほど、
「ほー、そんなにやる気があるんなら、
自分で漕げよ」
と言われているような感覚なのです。

子どものころから、自転車というものは、
頑張って漕ぐもの。という感覚が身についている
私には、なんともやる気をそがれる仕様です。

電動アシスト自転車を乗りこなすコツは、

体を自転車に委ねること

です。

ゆったりと座って、平地でも坂道でも
決して踏み込まず、
そっとペダルをまわす。

「あぁ、君のか弱い力じゃこの坂はむりだよ。
僕が手伝ってあげるよ」

と思わせれば、目一杯がんばってくれます。

 

その結果、電動アシスト自転車では、
平地でも坂道でも、

急げません!

自転車で急いでどこかに行きたい方には
向いていません。