センター試験(2015)が終わりました。
現代文の問題、佐々木敦氏の「未知との遭遇」が、
話題になっていたので、自力で解いてみました。
結果、1問不正解で、42点(50点満点)。
ネタとしては、書きづらい展開に。
どうだ、おっさんにしてはすごいだろう。
と自慢はできないし、
1問落としたことを悔やむのも、
なんだかいけ好かないし。
昨年娘と都立高校自校作成入試問題、
現代文の選択肢に大苦戦した経験からすると、
この問題の選択肢のほうが、
よっぽど素直な気がしました。
作者の佐々木敦さんがTwitterで、
「どんな設問だったんだろ。なんだか申し訳ないですね。
そもそも俺が正解できるのかという、、」
とつぶやいたら、ある受験生から、
「ぶっ殺すぞ」
と返されてて、
ちょっと笑いました。
問「ぶっ殺すぞ」とあるが、それはなぜか。
その説明として最も適当なものを、
次の①~⑤のうちから一つ選べ。
解答番号は38。
①受験生は作者のせいでミスをしたから。
②作者が受験生の気持ちを逆なでする発言をしたから。
③センター試験の出来が悪く、誰でもいいからぶっ殺したい気分だから。
④そう返せばちょっと笑ってくれる人がいると思ったから。
⑤受験生はかまってちゃんだから。
この問題のポイントは、
まず事実の把握ですね。
誰が誰に返した言葉なのか。
⇒「ある受験生」が「作者」に返した言葉です。
これについては、①~⑤まですべてOKです。
次に、書いてあることかどうか。
①ミスをした。とは書いていない
③出来が悪かった。とは書いていない
④私は笑いましたが、そういう意図かどうかはわからない
⑤その可能性はこの一言からだけでは判断できない
ということで、消去法で正解は、
②
でした。
でも、返信した受験生の気持ちは、
①③④⑤のどれかかも知れないですよね。
それに②は、理由をちゃんと説明しきれていない。
表面的すぎ。
マークシート試験の正解なんてそんなもの。
作者が本当はどんな思いなのかは、二の次。
不適切なものを消去して、残ったものが最も適切。
受験生のみなさん、
ちょっとした選択ミスを悔やまず、
次の目標に向かって、全力を注いでください。
頑張れ!受験生!!
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