あるアンケート調査によると、意識高い系カタカナワードの第8位に「ベネフィット」がランキングされています。ダントツの1位は「ミニマム的な」だそうです。

「ミニマム的な」は使ったことないですが、「ベネフィット」はすべてのエンジニアやマネジメントにとって最重要だと私が考えているワードです。ですから私はベネフィットというワードを使った記事を、61本も書いています。

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“benefit”は、「便益」とか「メリット」と訳されます。

同じカタカナなんだからベネフィットなんて言わなくても、メリットでいいんじゃないか?という疑問が湧いてきます。

ここから先は、言葉の使い方の違いでしかないですが、メリットとベネフィットは別物だと考えたほうがいいでしょう。

メリットは、その商品がもつお客さんに与える便利な機能。
ベネフィットは、お客さんの頭に浮かぶ満足感。

ドラム式洗濯機

たとえば、全自動洗濯機。

ボタン一つで乾燥まで終わらせてくれるというメリット
洗濯している間、ずっとテレビを見ていられるというベネフィット


なにが違うのか?

メリットは提供側の理屈。(フィジカルベネフィット)
ベネフィットは受け取り側の感情。(メンタルベネフィット)


メリットにもメンタルベネフィットの意味を含む場合があります。ただ私たちは日常でメリットと言うときには、ついつい表面的な便益の意味で使うことが多いのです。ですからあえて聞き慣れないベネフィットというワードを使うことで、お客さんの感情面に着目することを忘れないようにしているわけです。

ベネフィットというカタカナワードには、そういうベネフィットがあります(笑)


ここがチャンス!メンタルベネフィット
モノを売る側 モノを買う側 どちからも目に見えやすいのは、 スペック(機能) なので、一見スペックで、 お互い納得して、 モノの売買が成立しているように見えます。 電動ドライバーの例でいえば、 ホームセンターには、 …