いっそのこと「充電ブレーキ」という名称にしてはどうでしょう!!
回生ブレーキ、これは鉄道の世界ではおなじみの単語です。一般的には馴染みのない言葉。電動機であるモーターを、逆に発電機として用いることで、回転力を制動するとともに電流を発生させるブレーキです。
電動アシスト自転車の主流はモーターがクランク下にあって、チェーンを強制的に引っ張ることで後輪を駆動します。これは回生ブレーキに適した構造ではありません。ごく一部の電動アシスト自転車のみが車輪のハブにモーターを持ち、回生ブレーキの機能をもっています。
回生ブレーキはブレーキパッドの摩擦力に頼らない安全なブレーキです。そのメリットはなんといっても走行しながらバッテリーに充電できること。
とはいえ、パナソニックのビビチャージに試乗してみてわかったことですが、平地で充電しようとするとペダルが重くなります。そこまでしてストイックに充電するのは、体力のあり余った人だけでしょう。
回生ブレーキが力を発揮するのは、下り坂と止まるとき、つまりブレーキをかけるときです。
だから電動アシスト自転車の場合、「充電ブレーキ」と言ってあげたほうがわかりやすくて訴求力があります。
ブリジストン、アルベルトeの回生ブレーキは、ブレーキアシストシステムと呼んでいます。ビビチャージのような平地で充電するモードはありません。まさに「充電ブレーキ」。
下り坂で自動的に充電ブレーキが効くようにもなっています。いろいろと試してみましたが、どれくらいの坂道とスピードで充電ブレーキが入るのかが、はっきりとつかめません。ですから「充電ブレーキは左のブレーキレバー(後輪用ブレーキ)を軽く引くと効く。」と考えたほうがすっきり使いやすいでしょう。
とにかく一度この充電ブレーキを体験したら、虜になること間違いなしです。充電中は、青いLEDがピロピロピロロ~っと走るように光って、「充電中だよぉー」と教えてくれます。これがちょっとうれしくて、ついつい左ブレーキをたくさん使いたくなります。
そういえば、マニュアル自動車の時代は、信号で停まるときエンブレ効かせて止まってましたよね>昭和のみなさん。
ということでアルベルトeのメンタルベネフィットは、
充電ブレーキがなんだかうれしい(^O^)
でした。
アルベルトeの記事:
アルベルトe、子どもに買ってあげたい父親になりきって乗ってみた