ブリジストンの通学用自転車アルベルトの最高峰、
電動アシスト自転車のアルベルトe。
ターゲットはもちろん通学に使う中高生。
最高峰だけあってお値段も12万円超え。
広告宣伝はお金を出す両親に向けてメッセージが送られています。
そんなアルベルトeを発売直後に予約して購入した回生ブレーキマニアの電通大鉄道研究会会長内田さん。前回のパナソニックのビビチャージに引き続き、アルベルトeの試乗会を開いていただきました!
題して、
『もしも子どもにアルベルトeを買ってあげたくなったら』
試乗は、電通大のある調布から多摩川を超えて丘陵地帯にあるたまプラーザまでの往復約25kmの道のり。長い上り坂があり電動アシストの力を借りなければ、かなりの苦戦を強いられる道のりです。
■■■結論■■■
アルベルトeは、最強の通学自転車でした!!
1.メンテナンスフリーのベルトドライブ
見よ!この鮮やかなブルーのベルト。
指で触っても汚れません。
ケブラーが織り込まれたこのベルトは、昔のベルトに比べて伸びが少なく、テンションが非常に高く張られていました。そのせいか、漕ぎ出しの遊びがほとんどなく、チェーンに比べて軽快な滑り出し。
通学に使うとなると少々の雨でも、物ともしない耐久性が必要です。私が往復10kmの自転車通勤していたころ、最初に痛むのがチェーン周りでした。中高生が通学自転車のメンテナンスなんてするはずがありません。油を使わないベルトドライブ最強です。
2.スムースなアシスト
漕ぎ出し、坂道、ギアチェンジ、すべてがスムースで安心感があります。ビビチャージは少しペダルを踏むと、機敏に反応してモーターがうなりますが、アルベルトeは柔らかく受け止めます。意識していないとアシストしているのかどうかわからないくらい。強く踏めばそれに合わせて強く反応しますし、ゆったりと回しているときはさりげなくアシストしてくれています。つまりいつもの自転車の乗り方と大差なく乗れて、いつの間にかアシストしてくれている感じです。ビビチャージは、パナソニック、元サンヨーの大阪的な少し期待以上のアシストが特徴です。漕ぎ出しはグイッと発進。上り坂もグイグイ引っ張られる感じです。
アルベルトeで急坂も試しましたが、スピードは出せないものの十分なパワーがあります。
アルベルトeの設計バランスは安全を意識していると感じました。
3.使える回生ブレーキ
左ブレーキを軽く引くと、回生ブレーキがかかります。回生ブレーキ中はLEDが点滅するのでよくわかります。このブレーキングがまた自然なんです。ビビチャージは回生ブレーキをかけるとギュイーンという感じで、負の加速度を感じますが、アルベルトeは普通のブレーキがかかる前段階としてごく自然に回生ブレーキがかかります。これも意識していないとわからないくらいです。でも下り坂ではしっかりブレーキをかけてくれます。普通の自転車に比べて違和感がまったくありません。4.長持ちしそうな車体、パーツ
アルベルトシリーズの特長を踏襲した長持ちしそうなパーツが使われています。チェーンの油がありませんから、キレイに乗り続けられそうです。ということで、高いけど通学用としては最強かつ安全です。これを子どもに買ってあげれば、さりげない親の愛情を毎日感じてくれるでしょう。
ビビチャージは、わんぱくでメカ好きな男子向け。
アルベルトeは、それ以外のすべての中高生におすすめです。
ベルトドライブの唯一の電動アシスト自転車。
子どもにまずブルーのベルトを見せれば、「コレにする!」と即決してくれるはず。
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