関西で生まれ育ち、学生時代を九州で
過ごしました。

それから就職で関東へ出てきて、
なにが不満って、
ラーメンの温度でした。

ラーメン暖簾

 

ぬるい。

 

どこの店に行ってもぬるいので、
これはわざと?
と考えました。

舌が火傷するような温度では、
ラーメンスープの本当のうまさは
引き出せない。

って、どのお店も思っているのか、
単に熱々にこだわりがないのか、
真相はよくわかりませんが、
とにかく関東の熱々率は低いのです。

 

関西、九州でラーメンが熱くない、
と思ったことはほとんどありません。

熱々をふうふうしながら、
食べるのがラーメンだと
ばかり思っていました。

関東ではラーメンはお上品に食べるもの
なのでしょうか?

熱々だと、「火傷したぞ」と
クレームになるのでしょうか・

 

では、そもそも
ラーメンの適温は何度なんでしょうか?

インスタントラーメンのおもしろいデータがあります。

日清食品によると、、

日本:90℃程度
中国:90℃~95℃程度
タイ:85℃~90℃程度
ブラジル:80℃~85℃程度
ドイツ:75℃~80℃程度
アメリカ:75℃程度

参考:化学調味料関係のとりあえずのメモ(その2)

 

国によって適温がこんなにも違うんですね。

それなら、関西と九州と関東で、
ラーメンの温度に対する考え方が
異なるのは、違和感ないですね。

 

おもしろかったのは、
上のサイトの著者が、
東洋水産にラーメンの適温を質問したら、

「今はそのデータを持っていないけど、
すぐに社員を集めて実験する。」

と回答があり、
数時間後に、85℃±5℃という数字を出して
きた。

というのです。

インスタントラーメン国内シェア第2位の、
東洋水産(マルちゃん)の、
顧客対応機動力の高さ
に、感心しました。

そんな会社だからこそ、
マルちゃん正麺
の成功があるのだと思います。