鳥の唐揚げの極意=2度揚げ。
1回目、180℃で1分半。
引き上げて4分、予熱で火を通す。
2回目、180℃で40秒で表面をカリッと。
これを知ってからは、失敗知らず。
ふわふわジューシーな唐揚げが
食べられるようになりました!
唐揚げで困るのは、油の劣化。どうしても揚げかすがだんだん焦げてきます。特に小麦粉を使うと、底にたまって油が早く茶色くなってきます。そして酸化して次の日には使えなくなってしまいます。
なんとももったいない!!
調理後の後片付けも面倒ですね。
こんな画期的なフライヤーがあるのを、ご存じですか?
GEMインターナショナルのウォーターフライヤー。
フライヤーの油の下で、なんと水を循環させて、揚げかすと油の酸化物を除去する画期的なシステム。
油の酸化物である短鎖脂肪酸は、水に溶けます。水を循環させてどんどん酸化物を取り除くのです。揚げかすは、沈んで水と一緒に回収され、網で濾し取られます。
こうすると、3倍も油が長持ちするそうです。
それにしても、熱い油と水が接して
大丈夫なのでしょうか?
高温の油に水を入れると危険なのは、沈んだ水滴の逃げ場がないからです。水滴は高温で瞬時に気化し、油が弾け飛んで引火します。天ぷら油に火がついたときは、絶対に水をかけてはいけないわけです。
ウォーターフライヤーは油層の中間に、ヒーターがあります。したがって、高温の領域は、ヒーターより上側。ヒーターの下側は温度が低く保たれます。水分や揚げかすは沈んで、水の循環層に引き込まれます。水の逃げ場が確保されているんですね。
この方式のメリットは、油の長持ちだけではありません。
お掃除が楽ちんなのです。
なにしろ水を循環させるシステムですから、油を抜いて水を多めに入れて循環させればキレイさっぱりです。
残念ながら家庭用ではありません。
100万円近くします。
歴史は古く、1975年に開発されました。それから最初の販売まで5年かかりました。1号機導入は東大の学食でした。一括導入は1992年「大阪とんかつKYK」に150店。その後は「はなまるうどん」「OKストア」など、ホテル、レストラン、スーパー、学校、病院を中心に導入され売上を伸ばしています。
これを使って、ごま油で天ぷらを揚げたら、
おいしいでしょうね。
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