年始の芸能人格付チェック
100万円のワインと3000円のワイン、飲み比べ
当てたら一流芸能人
外れたら二流芸能人
この比較、なかなか難しそうです。なにが難しいって、同時には
比較できないことです。
これが、2種類のワイングラスを並べて、どっちが量が多い?
と聞かれれば、
同時に比較して量が多いほうを
答えるのは、難しいことではありません。
でもまずAというワイングラスを
見せられて、次にBというワイングラスを見せられて、
さあ、どっちが多い?
と聞かれると、微妙な差だと
かなり難しいでしょう。
さらに、味覚の比較を時間差で
行うとなると、もっと難しい
ことになります。
ではどう比較するか?
まず頭の記憶の中から、
Cという美味しいワインの
味を思い出します。
そしてAというワインを飲みながら、
記憶の中のCというワインと
比較します。そしてその差を、
インプットします。
次に舌を一旦クリアして、
Bというワインを飲み、
記憶の中のCというワインとの差をインプットします。
さらに、AとCの差とBとCの差も、同時に比較します。
その結果をもとにどちらが
100万円のワインか判断します。
しかしこのやり方には、
様々な落とし穴があります。
1000円のワインしか知らないと、
3000円のワインも、100万円のワインも、
どちらも美味しすぎて、
差の比較が微妙になります。
3000円のワインまでしか知らないと、
飲んだことあるかどうかは、
判断できそうですが、
その人にとって、100万円のワインが、より美味しいかどうかが、
わからないので、判断を誤る可能性があります。
3000円のワインも100万円のワインも知っていたとしても、
味の記憶がはっきりして
いなければ、判断できません。
そもそも、味覚には
たくさんの尺度があって、
ひとことで差といっても、
どの尺度の差なのか、
明確に意識していないと、
わかがわからくなります。
これほど、時間差の比較
というのは、難しいもの
なのです。
音の比較は、時間差で比較する
しか手はありません。
これは慣れないと、
なかなか難しい作業なのです。