ドコモでいえば、らくらくホン
auでいえば、簡単ケータイ
シニア向けの携帯電話ですね。
シニア向けといった時点で、
シニアは見向きもしない。
というパラドックスもありますが、
とにかく字が大きくて、簡単でないと、
そもそも使うことができない方々、
は、間違いなくいらっしゃるので、
この方向性は、スマホにも波及しています。
スマホの場合、アプリで柔軟に対応が
可能なので、ますます市場として、
魅力的ですね。
事実、
2012年8月にガラケーとスマホの割合が、
88:12程度だったのが、
2013年9月には、
77:23
にまでスマホ所有率が増えています。
(MMD研究所調べ)
シニア向けケータイのルーツは、
1999年、ドコモのらくらくホン初代機と
言われています。
カメラなし、iモードなし、短縮ダイヤルボタン搭載
など、シンプルな操作でシニア層に、
ターゲットを明確に絞りました。
しかしその後、らくらくホンは、
カメラを搭載したり、
iモードに対応したり、
と、日本お得意の多機能化が進み、
笑えない冗談のような進化
を遂げます。
そんなときに登場したのが、
ツーカーセルラーのツーカーS
だったのです。
シンプル携帯ツーカーSの目立ち方、飛躍の瞬間【第10回】
黒電話を目標に、
思い切った単機能化
によって、
シニア層の心をわしづかみにして
一世を風靡します。
企画担当者が、
黒電話
のコンセプトを思い付いたのが、おばあちゃんの原宿、巣鴨
でした。
黒電話という魂をこめるのに、
必要だったのは、
使う人に聞いてみる
という、実に単純明快な行動だったのです。参考:
【お客さんにインタビューする方法】
こちらを参考にしてください!
お客さんの本音を探る、消費者インサイト
お客さんにインタビューしてみよう!
ライフスタイルに潜むメンタルベネフィット
仮説が先か、インタビューが先か