前回の命題。

競合がいない状態なんて、
あり得るのか?

 

田舎のおばあちゃんの家が、

よろずや

でした。

よろずや=万屋

田舎の何でも屋さんですね。

日用品から薬、食品、たばこ、酒、飲料、はがき、、、
豆腐やこんにゃくも置いてたなぁ、、、

いまでいうコンビニ。

小さいころ、私のお目当ては、

お菓子

夏休み、田舎にしばらく預けられると、
そこには、お菓子が山積みされて
いるのですから、
夢のようです。

なかでもグリコのおまけ付キャラメルを、
孫の特権を活かして毎日おねだり
していました。

アソビグリコ 出典:アソビグリコ

 

ところが、あるとき、
ついにおばあちゃんに大目玉をくらいました。

おまけ目当てに毎日キャラメルをおねだり、
していたのですが、
そうそう毎日キャラメルばかり
食べきれるものではありません。

ある日、キャラメルがまだ残っているのに、
おまけ欲しさに、新しいキャラメルを
おねだりしてしまったのです。

「モノを粗末にするとは、
なにごとか!」

と、暗い押し入れに閉じ込められました。

 

結局、
私にとって、
グリコのキャラメルは、
おまけがメインで、キャラメルが付属品
だったわけです。

これはキャラメルからすれば失礼な話ですね。

ほんとうはおまけなんか付けなくても、
キャラメルがおいしくて、
キャラメル目当てで買ってもらえれば、
いうことないですね。

 

事実、花畑牧場の生キャラメルは、
おまけをつけなくても、
グリコのキャラメルの何倍もの値段で、
一時飛ぶように売れていましたよね。

 

送料無料も、
買う人にとって価値あるモノであれば、
必要のないサービスです。

できれば

送料を払ってでも、欲しい。

と思われたいですよね。

そのような状態が、競合のない状態です。

 

この状態があり得る、あり得ない、
ということではなく、

このような状態を創る。

のです。

どうやって創るのか?

 

これまで、いろいろなフレームワークや、
USPについて、説明してきましたが、
それらを使って、
競合のない状態の作り方を、
おさらいしていきます。

つづく。