ムーブメントの起こし方(1)のつづきです。
Derek Sivers
How to start a movement
一押しのTED Talk、いかがだったでしょうか?
movementのことを、日本語字幕では、
社会的な運動と訳していますが、
Derekはひとことも、Social movement
とは言っていません。
ここで言われていることは、
アラブの春とか、ナチスの扇動など、
社会的なムーブメントに、
適応されます。
でも私には、
モノを創って売る。
というビジネスにおける、モノの創り方。
モノの売り方。
のように見えました。
ですから、ここでいうmovementは
文字通り、
個人や集団の心の動き
と解釈しています。さて、新しいモノを「創る」とき、
ビデオに登場する、
最初に裸で踊りだすようなことが、
起こります。
![リーダー](http://plus2.jp/wp-content/uploads/2013/06/リーダー-300x199.jpg)
周りの誰もが見て見ぬふり。
自分は分別のある大人だから、
あのような変人(nut)のマネはしない。
それでも踊り続けた時に、
なかには共感する人(最初のフォロワー)
も現れます。
Derekは、この最初のフォロワーたちを、
リーダーが対等に扱うことが重要だと
強調しています。
最初のフォロワーたちが、
どう従えばいいかを示す。
新たなフォロワーは、
リーダーではなく、フォロワーを
真似るものだと。
ウォークマンの事例で、
変人リーダー井深の
最初のフォロワー盛田の役割が
非常に重要だったわけです。
ここ30年、ソニーのリーダーが
最初のフォロワーたちを対等に扱っていたかどうか。
ソニー復活のヒントが、ここにあります。
さて、話が逸れました。
では新しいモノを「売る」ときのことも、
考えてみましょう。
それについては次回。