下り坂で回生ブレーキが自動的にかかる
パナの電動アシスト自転車、ビビチャージ。

下り坂での乗り味は、体験したことのない楽しさです。

自転車は下り坂では自然にスピートが上がります。電動アシスト自転車は重いので、ちょっとした坂でもどんどんスピードが出ます。そこでブレーキを握りしめることになるのですが、ビビチャージは、下り坂で適度な回生ブレーキがかかり、スピードを自動的に抑えてくれます。

ブレーキは強くもなく弱くもなく、ちょうどよく調整されています。ただし坂の上で初速が早い場合、そのままスピードを抑えきれない場面がありました。また、急な下り坂では普通のブレーキに頼らなければスピードを抑えきれません。ある意味当然の結果なので違和感はありません。

慣れてくると、坂道の斜度に合わせて、下り坂に突入するスピードをコントロールすると、ブレーキレバーをまったく引かずに、いい具合のスピードで、長い坂道を下りきることもできます。その間は、バッテリーに充電されるわけですから、ちょっと得した気分です。

ビビチャージ試乗2

平地充電モードに切り替えると、下り坂だけでなく、平地でも充電されるようになります。平地の充電原理は下り坂と同じですから、要は軽いブレーキがかかっている状態です。実際、軽くブレーキを引いた状態で走っているような感覚になります。

結論からいうと、私は平地充電モードは困ったとき以外は使わないでしょう。漕ぐのが辛くなるとかそんな大袈裟なことではないのですが、はっきりいって自転車の爽快感が失われます。

人は給料を上げるよりも、いい仕事を与えたほうがよく働く。と言われています。平地充電モードでどんどん充電されて走行距離が伸びる。と言われてやる気が持続するかと言われれば、そうでもありません。それよりはせっかくの電動アシスト自転車の、平地での軽い走り、爽快感を私は優先したくなりました。

今回ビビチャージの試乗をさせてくれた大学生の内田さんは、元陸上部で、ビビチャージの平地充電モードでガンガン充電させながら、往復100kmの道のりを乗りこなす達人です。コツは、オートマチックモードでトップスピードまで引っ張ったら、そこで平地充電モードに切り替え。だそうです。

普通の人にはなかなかマネできない乗り方かもしれませんね。

ところで内田さんって誰?
それは次回明かされる。