まだまだ続く、海生シリーズ。

その7は、えぞばふんうに

うににもいろいろありますが、
このうには、その名のとおり、えぞ、北海道を中心に
とれるうにです。

しかも時期は7月と8月のみ。

 

札幌出身の親友が、彼の母方の田舎、
礼文島でうにを食わないか?
と誘ってくれたので、
娘の夏休みに合わせて、家族で礼文島へ。

親友の田舎はなんと漁師さんなのです。
礼文島で数泊して、帰りはレンタカーで
稚内から北海道をキャンプしながら南下する計画を
立てました。

 

夏に海といえば、スノーケリング!

ということで、キャンプ用品に加えて、
潜る道具も一式持っていきました。

しかしこれは必要ありませんでした。

北海道の沿岸は、それこそ「うに」だらけ。
現地の情報によると密漁が後を絶たず、
密漁に対する監視も北海道は特にきついということでした。

ですからへたにスノーケリングなんかしてると、
間違いなく漁業組合とヒト悶着が避けられない。

こちらは家族旅行なので、余計な疑いをかけられて、
無駄な時間を過ごすのももったいない。
ということで、北海道でスノーケリング計画は、ボツ。

とかなんとかいってますが、
実は北海道の海は、夏でもめちゃ冷たいのです。
とてもスノーケリングでお魚と戯れる環境では
ないわけです。

その冷たさが、よい昆布を育て、
そのうまい昆布をたっぷり食べて育ったうには、
うまいに決まっているわけです。

 

礼文島では、えぞばふんうにを、バケツで
用意してくださっていました。感謝、感激!!

このうまさは言葉ではとても言い表すことが、できません。
コメントは差し控えます。
うますぎるものをおもてなしされると、
涙腺がゆるみますね。

 

礼文島からフェリーで稚内に戻り、
稚内からレンタカーで旭川、富良野と南下して、
札幌を越えて、積丹半島にたどり着きました。

 

えぞばふんうにの特徴は、きれいなオレンジ色です。
濃い黄色といったほうがよいのか。

一方のきたむらさきうには、うすい黄色ですね。

これを2色盛りにするとなんとも贅沢に、
2種類のうにを食べ比べることができます。
積丹では、この2色丼が有名です。

3000円くらいだったか。
高いですが、うまいです。

うに

 

 

うにの身は、すべて手作業で殻から取り出します。
こまかい殻の破片や、内臓の切れっぱしなどを、
きれいに洗う必要があります。

ここにもノウハウがあります。

うにの身は繊細なだけに、
洗い方、保存の仕方で、
大きく味が変わります。

漁師さん直営の中村屋さんは、
海のものを大切に扱っている気合いを
感じるうまさでした。

 

そのあと、小樽ですしなど食べましたが、
礼文島や積丹で食べたうにとは、
別物でした。