おなじみの480円という価格。
これは500円玉でおつりが20円という
イメージによって、20円のお得感が
演出されています。
さらにキリのいい数字、
500よりも詳細な480の方が、
適当に決めたのではない信頼感が
演出されています。
加えて、Left Digit Effect(左の数字効果)、
一番左の数字に最も強い印象を受ける
心理効果によって、
500円に対して、20円以上の割安感が
演出されています。
アメリカでは$4.99など、
圧倒的に9が使われますが、
日本では8が好んで使われます。
アメリカでは端数の最大値という理由で
9が使われます。
日本では9は「苦」をイメージする数字で、
人気がありません。
それよりは、末広がりの意味を持つ、
縁起の良い8が好まれます。
中国人にも8は人気があります。
8が「発」の発音に似ていて、
発財を連想させるそうです。
480円、
という価格には様々な演出効果が
含まれています。
価格が顧客へのメッセージそのものなのです。