ターゲットを絞れば売れる。
簡単には信じてもらえないので、いろいろな例で説明しています。
高級ティッシュ「鼻セレブ」
もターゲットを絞って成功した例です。
出典:ネピア 鼻セレブ
もともとは、
「ネピア モイスチャーティシュ」
というネーミングでした。
不発でした。
発売から8年後ネーミングを「ネピア 鼻セレブ」に変えて、パッケージデザインを刷新したところ大ヒット商品に。保湿ティッシュ市場で9%だったシェアを20%に押し上げました。
ティッシュは、いろいろな場面で活躍します。
鼻をかむだけのものではありません。
ましてや高級ティッシュならば、肌触りがよいので鼻をかむだけに用途を限定するのは、開発者としては不本意でしょう。
モイスチャー
というところに、開発者のこだわりが感じられます。
これはベネフィットでもなく機能でもなく、技術です。
技術を棚に並べても買ってもらえません。
機能を棚に並べても共感してもらえません。
ベネフィットを棚に並べてはじめて買ってもらえます。
ターゲットを絞ればベネフィットが明確になります。
花粉症で一日何回も鼻をかんで、鼻が痛くなったり赤くなったりしてつらい人。そのつらさを緩和できるなら多少の出費も惜しまない人。
それを明言化したのが、
鼻セレブ
「鼻」がターゲットであり、ベネフィットをも表現しています。