カタカナオンパレードのLIG社長あいさつに出てくるカタカナに、いちいちツッコミを
入れるシリーズです。今回はコンテンツ・マーケティング戦略。

意識高い系カタカナ社長あいさつに乗っかってみた(^o^)
Web制作会社LIGの代表あいさつが、カタカナ過ぎて話題になっています。 これ、最後は、 「ジャストアイデアですが。」 と締めているあたり完全にネタなんですが、毎年恒例のようです。 過去の代表あいさつ ネタに乗っかるネタメ…


コンテンツ

このカタカナワードを置き換えるふさわしい日本語がなかなか思いつかないので、カタカナで使われることが多いワードです。直訳すれば「中身」のことですが、具体的には文字情報とか画像、動画のことを指す場合が多いです。

コンテンツ・マーケティングは、ターゲット顧客に興味のあるコンテンツを提供して、売上アップを狙う手法です。様々なコンテンツでその提供方法も変わりますが、ここでは直販サイトにおけるコンテンツ・マーケティングに絞って考えていきます。

直販サイト(=モノをダイレクトに顧客に販売するサイト)のコンテンツは

・商品ページ
・特設ページ
・ブログ
・会社概要

などです。

最終的に顧客を商品ページに誘引して、注文ボタンを押してもらえるかどうかが勝負。と言う意味で商品ページのコンテンツには手が抜けません。リアル店舗でいえば、商品ディスプレイの部分です。商品そのものがターゲット顧客にとって価値があるかどうかも重要ですが、それをどう見せるかがより重要です。サイトではそれを顧客が実際に手に取ることができない状態でアピールするのですから、相当な工夫を要するのは当たり前。ただ写真貼り付けて、スペックを並べるだけでは指名買いでしか売れません。

お肉屋さん

特設ページは、お店の企画コーナーです。クリスマスならクリスマスらしく、バレンタインならバレンタインらしいコーナーディスプレイをつくります。本屋さんなら「又吉コーナー」みたいな企画で顧客に売り込みます。ここで大事なことはストーリーです。顧客がナゼ、イマ、ココでコレを買わなければいけないのか、すんなりと納得できる自然なストーリーが必要です。

直販サイトのアナリティクスデータを分析すると、会社概要のPVがかなり高いことに気づくはずです。顧客は結構会社概要を見ています。会社概要は信用を表すところです。この会社のサイトにクレジット番号を打ち込んでいいのかどうか、顧客は真剣にチェックしています。ここがいい加減なサイトではモノはまず売れません。

さて、どれだけ商品ページを充実させて、特設ページに工夫を凝らして、会社概要をしっかりした内容にしても、顧客がお店に来てくれなければ、注文は1件も入りません。PRしたり広告を打ったりしてお店に人を呼び込みます。最も効率がよい集客方法は、検索結果からの流入です。顧客が勝手に検索して、お店に来てくれるのですから広告費は0円です。Googleによいコンテンツだと評価してもらうための方策のひとつがブログです。ターゲット顧客にとって有益な情報が、こまめにアップデートされていれば自然に検索順位が上がります。検索順位が上がれば、人の流れができてそれがさらに検索順位をあげることになり好循環が生まれます。

直販サイトではブログがコンテンツ・マーケティングの本丸です。

圧倒的な商品力とサイトのクオリティーがあれば、バンバン広告を打てば、来店者が増えれば増えるほど売上は上がります。でもそんな来店者さえくればドンドン売れるような商品を、独占的に扱えるような状況はほぼありません。商品ページ、特設ページ、会社概要が充実しているのは大前提として、集客にはブログ=情報発信の量と質がどうしても必要なのです。