ある愛知の板金塗装屋さんが、
中古車屋の下請け仕事を
はじめて請け負いました。
オレンジのアウディTTの後フェンダーのへこみ、
アルミパネルの板金修理は難易度が高く、
中古車屋お抱えの下請けはきっと、
腰が引けたんでしょう。
なんとかやってもらえないかと、
大手の中古車屋から依頼がありました。
出典:IAMAUDI
見事に修復されています。
blogの写真を見れば一目瞭然!
そして、この板金塗装屋さんは、
2回目の仕事を依頼してきた
大手の中古車屋の態度に
怒り狂うことになるのです。
詳しくは、ソース元のblogで
お楽しみ下さい。
ところで昨年、東証マザーズに新規上場した、
東海地方で高いシェアをもつ中古車販売店、
ネクステージ。
買取販売が基本の中古車業界において、
「小売」に特化しているのが特徴です。
車種を絞る代わりに低価格で豊富に在庫を持つ
戦略で、顧客に受け入れられています。
低価格を売りにする企業は、
間違いなくコストに厳しい体質です。
徹底的に無駄を省くことで、
利益を上げるわけです。
下請けとの交渉力は、
自分の会社の販売力だけでなく、
下請けの技術力と営業力によって
変化します。
下請けが、
そもそも技術力がなかったり、
技術力はあるが、営業力がない場合は、
価格交渉力の上で、強い立場になります。
しかし、下請けが、
技術力も営業力もある場合、
価格交渉力は、お互いの力関係により、
バランスを取る必要があります。
もはや「下請け」と呼んではいけない
有力な取引先です。
さて、怒りのブログを書いた
板金塗装屋さん。
ブログの後ろには、
最近の板金塗装修理事例が、
カラーでふんだんに紹介されています。
どれも難しそうな仕事を、
完璧に仕上げています。
よっぽど腕に自信があるのでしょう。
そしてこのブログはなんの関係もない、
私でも目に触れるくらい、
多くの人に読まれています。
強力な営業ツールです。
技術力も営業力もあるこの板金塗装屋さんが、
下請け仕事をすることは、二度となさそうです。