今日は風が強いですね。

花粉症対策にマスクは欠かせません。
マスクはどれくらい役に立っているのでしょうか?

 

奈良県立医科大学化学教室の井手武氏らの実験によると、
花粉防止効果は2~7割と幅があることがわかりました。

ワイヤーで鼻にフィットさせるタイプが最も効果が
高かったそうです。

つまりマスクは顔にフィットさせないと効果が薄い。
マスクの付け方でもかなり差があることを意味しています。
どんなに目の細かいマスクをしても、
隙間から直接外の空気が入ってくるようでは、
意味がありません。

 

今年は、例年より花粉量が少ないのに、花粉症の症状が
ひどくなると言われているのには、
PM2.5の影響があると言われています。

以下の東京都の資料を見てもよくわかるように、
PM2.5の粒子は花粉に比べてもとても小さいのです。
これは簡単にマスクを通り抜けることを意味します。

スギ花粉とPM2.5大きさ比較

出典:東京都 微小粒子状物質(PM2.5)について

 

またアシュバンド効果といって、花粉にPM2.5などの、
微粉が一緒になると、炎症細胞の数が10倍、20倍に
増えると報告されています。

かといって、目の細かいマスクは、息苦しいですし、
顔にフィットしていないと、かえって隙間からの
流入量が増えることにもなりかねません。

 

どうやらベストな選択は、市販の使い捨ての安いマスクで、
鼻の周辺をフィットさせるワイヤー機能がついているもの。
これでマスクをしっかり顔にフィットさせて、毎日取り替える。
という使い方が最もよさそうです。