今日、桜が一気に咲きましたね。

花粉症とは40年の付き合いです。
はじめの頃は花粉症という言葉はなく、
耳鼻咽喉科も眼科も、通っても通っても、
一向に改善せず、あきらめて通院しなくなると、
症状が軽くなりました。

耳鼻咽喉科も眼科も自転車で15分くらい
かかっていました。
なんのことはない、春の風に強い時期に
自転車で往復30分も走れば、
たっぷりと花粉を目と鼻に取り込んでいたような
ものです。

 

40年ですから、いろいろなことを試しました。
ちょっとしたことを気をつけるだけで、
かなり症状が軽くなることに、10年前くらいに
やっと気づきました。

 

いつまでも鼻をかみ続けて、鼻が痛くなる
かゆい目をこすり始めると、止まらなくなる

そんなことがなくなりました。

 

コンセプトは、

手をきれいに洗う

これがすべてです。

てのひら

 

外出して、花粉が飛び交っている中で、
外に露出している体の部分は、

手、顔、髪

です。

 

服などは玄関先ではたくと、ある程度花粉を
家の中に持ち込まなくてすむ。ということは、
よく知られています。

しかし、盲点は、自分の手、顔、髪なのです。

目がかゆくなると、どうしても手で触ってしまいます。
その手はどんな状態でしょうか。
また目のまわりはどんな状態でしょうか。
手や顔についた花粉を、目に刷り込んでいるような
状況になっていないでしょうか。
また、汚れも同時に目に刷り込むことで、
さらに症状は悪化します。

 

まずは手をきれいに洗います。

そして次に顔を洗います。
このときコツがあります。

きれいに洗ったばかりの手で、
まず目のごく周囲だけを思う存分洗います。
できれば刺激の少ないぬるま湯がいいですね。
かゆいときには気持ちいいですよね。

次にもう一度手を洗って、
今度は顔全体を洗います。
この時、目の周囲には触れないのがコツです。
せっかくきれいにした目の周辺に、
顔にたくさんついている花粉を、
またこすりつけてはいけないのです。

そして最後にもう一度、手をきれいに洗います。

 

こうして目の周辺の花粉、顔についた花粉、
手についた花粉を除去できました。

 

家の中でもマスクをしていたほうが効果的です。
家の中でマスクをしても、くしゃみが止まらない時は、
顔の花粉を疑ってみてください。
顔に花粉が大量についていると、
マスクをするとどうなるか、想像できますよね。
顔に付着した花粉を、鼻からわざと吸い込んでいるようなものです。

こうして手と顔をきれいに保つことで、
症状はかなり改善できます。

 

残るは髪ですね。

こればかりは、簡単に、というわけにいきません。
髪に大量に花粉が付着していると、
顔の上に花粉供給所をかかえているようなものです。
外出したら髪を洗うしか手はありません。

 

すぐにできないときは、
まずは手をきれいにする。
そして次に手順通りに顔をきれいにする。

これだけで違ってきます。

お試しください。