オーストラリアのカフェのコーヒーは
うまいです。
いつか必ず日本で流行る時期がきます。
これは断言します!
オーストラリアは移民を積極的に受け入れていた時期があり、シドニーのLeichhardtあたりは、イタリア人が集まっています。彼らを中心に、エスプレッソ系のカフェ文化が、オーストラリア独自の発展の仕方をして、いまに至っています。
バリスタの所作のこだわりが半端ないです。どんな小さなお店でも、おいしいカプチーノを淹れようとする気概にあふれています。
そうでなければ、お客さんはこないのです。
この所作のこだわりは、スタバのバリスタが目指しているものと通じます。
そのスタバが、オーストラリアから完全徹底します。直販店すべてを地元企業に売却しました。
2000年にオーストラリアに進出したスタバは、実は2008年にも一度撤退しています。当時84あった店舗を23店舗に縮小しました。
日本ではスタバはプレミアムコーヒーと呼ばれています。マックやドトールに比べると、コーヒーへのこだわり、バリスタ教育で、一段格上です。ですから、価格もプレミアムです。また、以前は居心地の良いサードプレイスの提供が、競合との差異化戦略でした。
最近は、多店舗化し、椅子も簡素なものになり、そうでもなくなっていますね。
オーストラリアではスタバはどういう位置づけでしょうか。
味やバリスタのクオリティでは完全に地元チェーン店やローカルカフェに負けています。となると勝負はスタバの世界的ブランドが通用するかどうかですが、結果として通用しなかった。ということですね。
日本で言えば、アメリカで豆腐で一発あてたブランドがあるからといって、アメリカブランドの豆腐が、日本で流行るかといえば、「なめんなよ!」という話になるのと同じです。
どんなに世界的な有名ブランドであっても、本質的な味と店員のクオリティーでそのエリアで負けていては、勝てないということです。
オーストラリア滞在総日数1ヶ月程度の私が、偉そうなことは言えないですが、
オーストラリアにスタバは必要なかったのです。
■シドニーのお勧めコーヒー
ニュータウン、Missenden RD.のCampos。Camposはシドニーでもいくつか見かけますが、この店のバリスタの動きは、突出してキビキビしています。活気のある博多ラーメンのお店のようです。そういう店のコーヒーは、店自体別格の香りがします。
ここのアフォガート。たまりません。