心理学で「ゲインロス効果」と
いわれるものがあります。

最初にマイナスの印象を与えてから、
プラスの印象を与えたほうが、
評価が上がる。という心理的効果です。

 

同じ親子丼でも、
最初に「汚い店だな」
と思って入ったのに、
「意外とイケル」となると、
「またこようかな」になります。

食べログの評判もよく、期待して
入った店なのに、普通の美味しさだと、
「二回目はないな」となります。

 

プロモーションの例では、

「まずい。もう一杯!」
の青汁がそうですね。

シンプル携帯ツーカーSの目立ち方、飛躍の瞬間【第10回】
のキャッチコピー

「この携帯電話には説明書がありません」

も、そうですね。

 

ゲインロス効果を価格に応用すると、

国産牛100g1280円が、
本日半額の640円。

高い!と思わせて、半額にすることで、
普段は買ってもらえない牛肉を、
拡販するわけです。

悪用すると、楽天セールの
1個1200円のシュークリーム77%オフ。
になってしまいます。

 
高校野球のおにぎりマネージャーは、
ゲインロス効果の逆順で報道された
ばかりに、余計なお世話の批判を
浴びることになりました。

私立の特進クラスに入学して、
部活に人一倍励んだら、県大会で優勝。
でも特進クラスから普通科に転籍する
ことになった。

おにぎり

これがゲインロス効果を使うと、
印象が変わります。

私立の特進クラスに入学したものの、
部活に力を入れすぎて普通科に転籍。
より一層部活に打ち込んだら、県大会で優勝した。

 

私は、彼女は立派だと思います。