私のサイトに貼ってあるバナー

TOP500バナー

昔はこういうバナーが主流でした。
立体的な文字が光っているような演出。

iOS7がフラットデザインを採用して以来、
バナーもフラットデザインの時代になりました。
そしてイラストレーターの作業は、随分簡素化されました。

LINE@バナー

とはいえ、文字の装飾が活躍する場面もあります。

これは、イラストに文字を重ねたバナーです。
文字パネルの横に、アピアランスパネルを配置しています。

cs2クリスマス特集start

文字の色をスペアミントにしました。

cs2クリスマス特集スペアミント

さて、問題はお父さんの頭とクリスマスの「ク」が
重なっているところです。

アピアランスパネルの矢印とところをクリックして、
「新規線を追加」しましょう。

cs2クリスマス特集新規線追加

文字に黒い枠ができました。

cs2クリスマス特集黒枠

アピアランスパネルが、上から、

線: 黒 0.353mm
塗り: 透明

という順番になっています。
この順番がとても重要です!!

これは文字の枠の線幅を0.353mmにして、
枠内の塗りを透明にした。という意味です。
透明だから下地の文字の色=スペアミントが透けて見えています。
そしてレイヤーと同じで、塗りの上に黒枠が乗っている状態です。

塗りをスペアミントにしました。

cs2クリスマス特集塗り緑
変化がありません。
塗りの上に黒枠が乗っているからです。

アピアランスパネルで、線をドラッグして、塗りの下にもってきましょう。

cs2クリスマス特集線下

枠が細くなりましたね。
黒枠の上に塗りが乗ったからです。

線幅を太くしてみましょう。

cs2クリスマス特集線幅
アピアランスパネルで線をクリックした状態で、矢印のところで線幅を3ptにしました。

cs2クリスマス特集線幅太

文字の太さが変わっていないことをご確認ください。

さて、いよいよ最終段階です。
線の色を黒から白に変更しましょう。

cs2クリスマス特集線白

これで、よく見かける文字の縁取り処理ができました。
いろいろやったわりには、さりげないですね。
でもこういうところの配慮で、パッと見た時の印象が変わります。

 

また、新規線はいくつでも追加することができます。

cs2クリスマス特集ダブル新規線

これは、新規線をもう一本追加して、一番下に配置。
幅を4ptにして、サンシャイン色にしてみました。

アピアランス

 

文字を操ろう編、前回は↓
0からはじめるイラストレーター、文字を操ろう(7)
■カーニング フォントに気を配るようになると、 文字の間隔がだんだん気になってきます。 文字の間隔を詰める作業をカーニングといいます。 190x50のアートボードに、 メイリオ18ptで「年末年始の営業日」 と入力し…

目次↓

0からはじめるイラストレーター
バナーを貼ろう編(全4回) 文字を操ろう編(全8回) 旗を作ろう編(全4回) 線を描こう編(全6回) …