０からはじめるイラストレーター、文字を操ろう（４）

文字の大きさを変えたり、フォントを変えたり、
色をつけたりできるようになりました。

次は文字の背景に色をつけましょう。

実際にやる作業は、

長方形に色を塗って、その上に文字を載せる。

という作業です。

これにはまずレイヤーのことを理解する必要があります。

イラストレーターはレイヤーが使いこなせれば、
作業はかなり捗ります。

パワーポイントで、「最背面へ移動」とかわけのわからない作業を繰り返していたことを考えれば、イラストレーターのレイヤーは、
シンプルかつロジカルでわかりやすいです。

レイヤーの使い方や概念は、こちらを参考にしていただくとして、

ここでは最低限の手順だけ覚えてください。

文字をひいらぎ色にして、
レイヤーパネルを近くにもってきました。

レイヤー１をダブルクリックして、レイヤーの名前を、
「文字」に変更しましょう。

レイヤーパネルのライトブルーと、文字選択枠のライトブルーが揃っていることにご注目ください。

次は、「新規レイヤーを作成」でレイヤー２を作成しましょう。

レイヤー２をダブルクリックして、レイヤーの名前を、
「背景」に変更しましょう。

そしてレイヤーパネル上で背景レイヤーをドラッグして、文字レイヤーの下に配置しましょう。

そうなんです。
レイヤーパネルで、上にあるほど、画面手前、つまり前面（上）にあるということです。

手
キーボード
机
床

のような関係です。

では「背景」レイヤーを選択した状態で、
アートボックスよりも大きい長方形をつくりましょう。

レイヤーパネル「背景」のレッドと、長方形選択枠のレッドが揃っています。
つまりこの長方形は、背景レイヤーに描かれていることを示しています。

今、自分がどのレイヤーで作業中なのか、
オブジェクトがどのレイヤーに属しているのか、
つねに意識しながら作業しましょう。

長方形の色を赤にして、アートボックスに重ねるように移動すると、
ちゃんと、赤い長方形の上に文字がありますね。

これで、

ファイル＞書き出し

でクリスマスセール開催中.pngファイルができるはずです。

それにしても、色のセンスが悪すぎですね。
次回は、画期的な方法で、この色のセンスの悪さを、
解消します。