「ちりめんじゃこ」と「しらす」の違い、知ってますか?

から始まった、海生シリーズ。
その5は生しらすです。

海のものを「生」でいただく醍醐味、あわび初体験記
海のものを「生」でいただく醍醐味その2、いか
海のものを「生」でいただく醍醐味その3、ぶり
海のものを「生」でいただく醍醐味その4、さざえ

 

生しらす

というのぼり、
湘南では、よく見かけるようになりました。
でも、海から離れると、
とたんに見かけなくなります。
スーパーでもなかなか手に入りません。

 

それは、極端に足が速いからです。

さばやいわしなどの青魚は足が速いと言われています。
水分が多く、身が崩れやすいことに加えて、
消化酵素の働きが強く、腐りやすいのです。

しらすは、カタクチイワシや、マイワシの赤ちゃんです。
しらす漁は、目の細かい網でしらすの群れを一網打尽にします。
このとき、網にかかった大量のしらす同志で、
しらすたちは圧死状態になります。
ほとんどの地域では、しらす漁は二艘の船で網を曳いて、
しらすの群れを追い込みます。

しかし湘南のしらす漁は、一艘曳きです。
長時間網を曳く二艘曳きに比べ、
30秒で網を落として、たった5分程度網を曳く
一艘曳きは、より新鮮なまま、しらすを揚げることができます。

 

よく、葉山一色海岸の浜の少し沖で、
しらす漁船がしらすの群れを狙っているのを見かけました。

しらすを揚げるやいなや、漁船は全速力で港に戻ります。

そしてこちらも、「それっ」とばかり、漁港に走るのです。
そうすれば、揚がったばかりの生しらすにありつけます。

生しらすは、時間との勝負です。

 

佐島の丸吉では、午前中にいけばたいてい質のよい生しらすが
手に入ります。

1月から3月10日まではしらす禁漁期で、生しらすは
ありません。また、この時期に店頭にあるしらすは、
すべて冷凍したものを解凍したものですから、
別モノを考えましょう。

a0001_008503釜揚げシラス丼

↑写真は釜揚げしらす

 

最高の生しらすは、顔が活き活きして、目がぴかぴかに
光っています。そして、しっぽがピンと立っています。
このしっぽの立つ生しらすは、めったに食べることができません。

最高の生しらすを、炊きたてのご飯に山盛りにのっけて、
しょうゆをかけて喰らう。

たまりません!

 

そして新鮮な生しらすが手に入ったら、
一番おいしく食べる方法があります。
それは、とある事情で公にはできません。
知りたい方はfacebookのメッセージか、
メールshima@plus2.jpをください。
こっそり教えて差し上げます。