昨日は、年々小売の商店数は減っているが、
大規模小売業者の売上は増加しており、
小売全体の年間販売額は変化が少ない。
というお話でした。
では、卸売業者はどうでしょうか?
こちらは、1991年以降、
商店数、販売額ともに減少しています。
これはどうしてでしょうか?
中学3年生の公民の教科書には、
それも詳しく書いてあります。
将来の直販プレイヤーが、
どんどん育っていますね。
社会の先生が、
楽しく教えてくれていると、
いいのですが、、、
社会の先生には、
ビジネスの経験がないでしょうから、
消費者の立場からの説明に、
偏ってしまうかもしれませんね。
話がそれました。
なぜ卸売業者が年々減っているか?
一言でいうと、
流通の合理化
です。大規模小売業者が増えると、
卸並みの規模がありますから、
直接生産者から仕入れるように
なります。
また、コンビニやファミレスなどの、
フランチャイズ店やチェーン店は、
物流センターを置いて、
生産者から一括して仕入れて、
全国の各店舗に、
自社流通網によって配送する
ようになりました。
こうして、小売業者の大規模集約化が進み、
卸売業者は、年々減少しています。
Googleが、巨大なデータセンターを
建設するように、
Amazonは、巨大な物流センターを、
設けて、販売者と生産者を
つないでいます。
一方で、ネットは、
facebook、Twitterに代表されるように、
個 対 個
の網の目(WEB)の世界でもあります。
直販は、物流における、
個 対 個
の網の目です。
だれでも直販の時代は、
もうすぐそこにきています。