デンタルミラーで72%の世界シェアをもつ、
ニッチトップの中小企業、岡本硝子。
1928年の創業以来、
およそ10年ごとに危機を乗り越え、
つねに新たな市場へチャレンジし、
成長してきました。
7回の市場転換を繰り返した背景には、
偶然さえ呼び込む岡本硝子の経営に秘密があります。
その秘密に迫ります。
この記事は、
私の技術経営大学院でのペーパー、「市場が技術をドライブする」
東京理科大学技術経営専門職大学院(MOT)
優秀ワーキングペーパー賞受賞から岡本硝子の事例部分を抜粋、
経営者やエンジニア向けに大幅に加筆修正したものです。
岡本硝子、7回の市場転換の秘密
7回の飛躍、市場転換を続ける中小企業のスター、岡本硝子の秘密世界シェア72%の岡本硝子の歯科治療用デンタルミラーとは何か?
デンタルミラー、3つの優れた機能
デンタルミラー開発前夜
ディスプレイ照明反射鏡開発
顧客の要望に応えるために薄膜技術の内製化決断
薄膜技術獲得の開発ストーリーのポイント
色にこだわる岡本硝子、創業からの第1の飛躍へ
岡本硝子が最初の飛躍で学んだこと
第2の飛躍、水銀灯カバーガラス
岡本硝子の7回の市場転換
戦前:工芸ガラス
1940年代:船舶、鉄道用信号灯
1950年代:水銀灯カバーガラス
1960年代:電子レンジ用ガラス
1970年代:ヘッドランプレンズ
1980年代:照明用反射板とデンタルミラー
1990年代:プロジェクター用反射板
1996年ごろ:光源反射鏡
出典:岡本硝子
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