今日は東進ハイスクール英語の人気講師、
安河内 哲也先生の父母向け特別講演会でした。

安河内先生
出典:安河内哲也 Official Site

 

本日一番腑に落ちたのはこの例え話。

英語を習うのは、ピアノを習うのと同じ。
図書館に行って、有名な楽譜を一生懸命
書き写して、音符の理論をいくら学んでも、
ピアノが弾けるようにはならない。
ピアノが弾けるようになるには、
まずピアノを弾くこと。
私達世代が習ってきた英語の授業は、
ピアノを弾くことなく、図書館にばかり
通って満足していたようなもの。
英語を使えるようになれるわけがない。

 

大学時代、はじめて留学生ばかりのパーティーに
参加した時、まったくしゃべれない自分に
愕然としました。
「Nice to meet you!」というタイトルの本を
買って、一から英会話をやり直したのを、
覚えています。
当時共通一次試験の英語、かなり高得点を
とったはずの私は、
なんと「Nice to meet you!」を
知らなかったのです。

 

安河内先生は、実践が大事だから
海外旅行へ行け、とか、
外国人とパーティーしろ、
と言っているわけではありません。
教科書を使ってピアノを弾けばよいのです。

たとえば、教科書の文章。
ひとつの文章を小さな固まりに分けて、
その部分だけ「そらで」言えるようにする。
それができたら一文「そらで」言えるようにする。
そうやって読んだ文章は、全部言えるようにする。
単語も例文ごと覚えてしまう。

これが安河内先生の提唱する「音読訓練」。

これはピアノ(など楽器)を小節ごとに
練習するのと変わりありません。
私の場合はギターでしたが、
少しづつ練習すれば、少しづつ上達して、
難しい指の動きも、
だんだんできるようになるものです。

この方法なら、たとえ一度覚えた英語の
文章を忘れてしまったとしても、
似たような文章を書いたり、話せたり
できそうですね。

今の高校生にはこの訓練が圧倒的に足りない。

 

安河内先生のすごいところは、
この訓練で成績向上に確実に結びつけている
ところです。なぜそれがわかるのか?

東進ハイスクールの講師の評価はシンプル。
教えた生徒の模試の成績がどれだけ上昇したか。
それで翌年の契約更新と契約金が決まる
そうです。
25年間高い評価を受け続けてきた安河内先生。
実績がものを言います。

 

だから東進ハイスクールに来い。
とは安河内先生は言いません。
東進ハイスクールは高額です。
どうやって安河内流音読訓練を、
娘の勉強に取り入れていくか。
ここからは家庭での創意工夫ですね。