ウィルコム使ったことありますか?
だれとでも定額の罠

のつづきです。

 

携帯のキャリアは、
ドコモ、au、ソフトバンク。

ウィルコムはチャレンジャーだから、
競合に対して、差別化を考えた、
製品開発、サービスで戦う

これは実は大いなる勘違いです。

 

ウィルコムはチャレンジャーではありません。
大手3社の競合ですらありません。

 

ウィルコムの端末契約台数シェアは、4%程度。

ランチェスターのマーケットシェアの理論では、

◆6.8%のシェアは、
競合に存在を認められるが、市場への影響力なし。

◆2.8%のシェアは、
存在価値ないに等しいが、橋頭堡になりうる。

ということで、ウィルコムが
どんな斬新なキャンペーンを展開しようが、
大手キャリア3社は気にする必要がない。
ということです。

 

チャレンジャーというのは、
強力なリーダー企業のいる市場で、
2番手のシェアをもち、
リーダーに対抗できる経営資源をもつ企業
のことをいいます。

ドコモに対する、
auやソフトバンクがチャレンジャーなのです。

 

ウィルコムの経営資源では、
通話エリアや回線速度で、
大手3社と渡り合うことはできません。

また、もしソフトバンクが、
だれとでも定額キャンペーンを行うと、
業界全体が低価格競争に陥り、
結局自らの首を絞めることになります。

だれとでも定額は、
ウィルコムのシェアだからこそ、
とれる大胆なサービスなのです。

pantone 出典:ウィルコム

そしてさらにウィルコムは、
そのポジションを利用したサービスを
展開しています。

これがまたすばらしいサービスなのです。

それについては、次回。