回生充電機能を持つ電動アシスト自転車、
パナのビビチャージ。

ヤマハのパスやパナのビビとは、
一見して異なる構造をしています。
モーターの位置がまったく違います。

ヤマハのパス、パナのビビなど、
普通の電動アシスト自転車は、
足元、クランクの下にモーターが
配置されています。
モーターがチェーンの回転をアシストして、
後輪の駆動輪の回転を助けてくれます。

一方、ビビチャージは、
前輪の中央、ハブの位置に小ぶりのモーターが
配置されています。
ハブモーターと呼びます。
ペダルの回転による後輪駆動に加えて、
独立した前輪モーター駆動がプラスされています。
両輪駆動ということです。

ビビチャージモーター
出典:パナソニック ビビチャージ

 

回生充電にはハブモーターがうってつけです。
モーターは、電流を流すと回転しますが、
電流を流さずにモーターの軸を
強制的に回転させると電流が発生します。
この原理を利用したのが回生充電です。

ビビチャージは、下り坂で回生充電されます。
モーターが電流を発生しているとき、
モーターの軸がなるべく回らないようにする
力が働きます。いわゆる逆起電力です。
結果としてブレーキのような働きをします。
回生ブレーキと呼びます。

ビビチャージの回生ブレーキは、
普通の電動アシスト自転車にない、
新鮮な感覚でなかなか心地よいブレーキです。

次回は、回生ブレーキの乗り味と、
平地充電モードとの関係を解説します。

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