乾電池のターゲットは?

と聞かれて、すんなり答えられる人は
少ないでしょう。
あまりにもありきたりな商品。
様々な用途があり、購入動機も多種多様。

売り場でも、とにかく並べておけば売れていく、
優良商品です。

バッテリー

そんなありきたり商品の乾電池も、
売り方を変えただけで、売上アップした
アメリカの事例です。
everyday life

という棚に加えて、

HIGH TECH(ハイテク向け)
play time(子ども向け)

の2つの棚を追加しただけです。

 

乾電池の棚の前を通った買い物客は、
たくさんある乾電池から、
今までは乾電池の「種類」と「価格」だけ見て、
購入していました。

そこに新たに、「用途」という選択肢を
与えられることによって、
価格と切り離された別の尺度で、
乾電池を選別することになります。

「ハイテク用だからパワーのある乾電池にしよう」
「子どものおもちゃ用だから安全な乾電池にしよう」

こうして、付加価値の高い乾電池が、
自然に売れていき、全体の売上アップにつながりました。

 

つまり、ターゲットとベネフィットを束にして、
顧客に提示することが、
単価アップにつながったわけです。

 

いくつかの商品ラインナップを、
サイトで並べているとき、
一瞬でターゲットとベネフィットが
顧客の頭の中に浮かぶようなつくりになっているか、
一度確認してみてください。