「明日には固くなるだんご」
なんだか一度食べてみたくなりませんか?
山形県の地元で有名な、行列のできるだんご屋さん
があります。

最上川千本だんご。

醤油だんご、餡だんご、ずんだんだんご、くるみだんご、ごまだんごの5種類で、500円。

千本だんご

 

 

 

 

 

 

出典:最上川千本だんご

そのキャッチフレーズがイケてます。

「明日には固くなるだんご」

添加物が一切入っていないので、
賞味期限が当日のみ。
もちろんネット販売なんて
していません。

平日の昼過ぎに駐車場が満杯。
買うのに20分かかったなんて
ことはざらなお店です。

経営しているのは、
横丁とうふ店。

2代目が、とうふの高付加価値を
追求するために、
それまで安定的に売上のあった
卸売業をきっぱりとやめ、
製造直販への業態転換を
決断しました。

ですからとうふへのこだわりは、
半端ではありません。

山形県内陸部で生産される
秘伝豆を用い、
伊豆大島の本にがり、
井戸水を使用。

消包材を一切使わないため、
通常の2倍の時間と手間を
かけています。

盆、正月の季節限定で、
2代目のお母さんが、
豆腐製造用の蒸気ボイラーを
利用して自家製だんごを
提供していたのですが、

評判が評判を生む形で、
今では年商の7割がだんごに
なりました。

これは、
豆腐屋として直販にこだわった
からこその、だんご屋としての
成功なのです。

「明日には固くなるだんご」
というキャッチフレーズが、
作り手のポリシーを物語っています。

そのポリシーを、お客さんと
見事に共有しているケースです。